2016年01月17日
a craftsman
こんにちは。
いつもは仕上がりのご紹介をしていますが、
今回は、少しおもむきを変えてオールソール前の工程をご紹介します。


履きこまれたトリッカーズのバートンです。
ソールを外す作業。
我々は、「バラシ」と呼んでいます。

まず一番最初に外すのはヒール。
メーカーによって固定方法は様々ですが、
トリッカーズのレザーソールの場合、接着剤はあまり使用せずに
釘で固定をしています。

片足で11本。
多くない?ww
って思ったりもしますが
こういった見えないところにこそ、メーカーの愛を感じます。

ヒールが外れたら、ステッチを切ってソールを剥がします。
ソールも接着材はあまり使用せずに、ステッチの固定力で勝負しています。
履きこむほどに「返り」がよくなるのはこれが理由ですね。
トリッカーズはレモンティ社のレザーソールを採用していますが、
リッシュでも、同じレザーソールをご用意することができます。

こちらは、ミッドソールの表面。
画像ではわかりにくいですが、体重の一番かかる指の付け根にあたる部分が変形していますが、
交換してしまえば問題ありません。
では剥がしてみましょう。

中に詰めていたコルクも一緒に剥がれました。
ミッドソールの変形は、コルクの劣化によるものです。
オールソールさせていただく場合は、基本的にはコルクも交換します。
そうすることで成形もしやすくなり、よりキレイな仕上がりになります。
そして何より、気持ちがいいですね。

これもメーカーによって様々ですが、トリッカーズはブナのシャンクを使用しています。
履きこまれている靴の場合、このシャンクが折れていることがありますが、
その場合は、同じ素材の新しいものに交換させていただきます。
今回は、そのまま使用できそうです。
これで、ソールのすべては外れましたが、

まだ、ステッチの残骸が残っています。
このまま新しくステッチをかけることは可能ですが
ここは、見た目に大きく影響する部分なので1本1本すべて抜きます。

抜き終えた後、ウェルトの表面を掃除して終了。
駆け出しの職人はこの「バラシ」をひたすらやります。
なかなか、力の要る作業で靴のコンディションによっては本当に大変なんですが、
この作業を通して、靴の構造やメーカーの特徴を覚えたり、
道具や工具の使い方など、靴修理の基本を学びます。
料理人で言うと、仕込みや下ごしらえのような工程ですね。
もちろん、熟練した職人でも気付きを与えられ、勉強させてくれる
貴重な作業だなと思います。
ただ今、リッシュでは一緒に働く仲間を募集しております。
【職種】
靴修理
【業務内容】
靴修理
受付
店舗管理
【応募要件】
・RESH.の理念
「靴を修理して履く文化を創る」を共感できる方
・靴修理において日本一のプロ集団を作るため
既存スタッフと共に向上心をもって切磋琢磨していただける方
【歓迎要件】
・元気で明るい方
・靴修理経験のある方
【勤務時間】
入居予定施設の営業時間に準じます。
(8:00~22:30、シフトによる交代制)
【勤務地】
東京、大阪、名古屋、仙台、広島、新潟
※大阪にて研修があります。
【休日】
月7日、夏期休暇・冬期休暇あり
【待遇】
各種保険完備、交通費全額支給
【給与】
給与18万以上(研修期間有3ヶ月)
※経験により応相談
《応募方法》
メールにて受付させて頂きます。
担当の 榊 宛にメールを頂き、
メールを確認後、随時連絡させて頂きます。
メールアドレス⇒kutsuasakusa@gmail.com
ご応募お待ちしております。

いつもは仕上がりのご紹介をしていますが、
今回は、少しおもむきを変えてオールソール前の工程をご紹介します。
履きこまれたトリッカーズのバートンです。
ソールを外す作業。
我々は、「バラシ」と呼んでいます。
まず一番最初に外すのはヒール。
メーカーによって固定方法は様々ですが、
トリッカーズのレザーソールの場合、接着剤はあまり使用せずに
釘で固定をしています。
片足で11本。
多くない?ww
って思ったりもしますが
こういった見えないところにこそ、メーカーの愛を感じます。
ヒールが外れたら、ステッチを切ってソールを剥がします。
ソールも接着材はあまり使用せずに、ステッチの固定力で勝負しています。
履きこむほどに「返り」がよくなるのはこれが理由ですね。
トリッカーズはレモンティ社のレザーソールを採用していますが、
リッシュでも、同じレザーソールをご用意することができます。
こちらは、ミッドソールの表面。
画像ではわかりにくいですが、体重の一番かかる指の付け根にあたる部分が変形していますが、
交換してしまえば問題ありません。
では剥がしてみましょう。
中に詰めていたコルクも一緒に剥がれました。
ミッドソールの変形は、コルクの劣化によるものです。
オールソールさせていただく場合は、基本的にはコルクも交換します。
そうすることで成形もしやすくなり、よりキレイな仕上がりになります。
そして何より、気持ちがいいですね。
これもメーカーによって様々ですが、トリッカーズはブナのシャンクを使用しています。
履きこまれている靴の場合、このシャンクが折れていることがありますが、
その場合は、同じ素材の新しいものに交換させていただきます。
今回は、そのまま使用できそうです。
これで、ソールのすべては外れましたが、
まだ、ステッチの残骸が残っています。
このまま新しくステッチをかけることは可能ですが
ここは、見た目に大きく影響する部分なので1本1本すべて抜きます。
抜き終えた後、ウェルトの表面を掃除して終了。
駆け出しの職人はこの「バラシ」をひたすらやります。
なかなか、力の要る作業で靴のコンディションによっては本当に大変なんですが、
この作業を通して、靴の構造やメーカーの特徴を覚えたり、
道具や工具の使い方など、靴修理の基本を学びます。
料理人で言うと、仕込みや下ごしらえのような工程ですね。
もちろん、熟練した職人でも気付きを与えられ、勉強させてくれる
貴重な作業だなと思います。
ただ今、リッシュでは一緒に働く仲間を募集しております。
【職種】
靴修理
【業務内容】
靴修理
受付
店舗管理
【応募要件】
・RESH.の理念
「靴を修理して履く文化を創る」を共感できる方
・靴修理において日本一のプロ集団を作るため
既存スタッフと共に向上心をもって切磋琢磨していただける方
【歓迎要件】
・元気で明るい方
・靴修理経験のある方
【勤務時間】
入居予定施設の営業時間に準じます。
(8:00~22:30、シフトによる交代制)
【勤務地】
東京、大阪、名古屋、仙台、広島、新潟
※大阪にて研修があります。
【休日】
月7日、夏期休暇・冬期休暇あり
【待遇】
各種保険完備、交通費全額支給
【給与】
給与18万以上(研修期間有3ヶ月)
※経験により応相談
《応募方法》
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